はい、遂にってヤツですよ、皆さん。
“00年代の最も有名なふたりバンド”
そう断言して差し支えないであろう御二方、
満を持してのご登場でございます。

このバンドを序盤に取り上げてしまうと、
読者の皆々様に、
「このコーナー、あんまり知らないバンド、
教えてくれなさそうだな…。」
と、がっかりされてしまうのが嫌で、
後回しに後回しを重ねて参りました。
でも、もういいでしょう!
既に15回以上連載してるし!
2010年代に一番有名なふたりバンドの
Royal Bloodもやったし!

・The White Stripes
Jack White : Vocal,Guitar
Meg White : Drum

1997年、アメリカはデトロイトにて結成。
姉弟ロックデュオとしてデビュー。
2000年から顕著に始まった
ガレージロックリバイバルの
急先鋒として精力的に活動。
2011年の解散までに、
複数回のグラミー受賞、
All Time Greatest Song入り、
ほぼ全ての作品が傑作扱い、
国内外でのセールス成功、
映画&シンプソンズ出演など、
どうしようもないほどの大活躍を繰り広げました。
また、“たった一音符だけのライブ”や、
婚姻届&離婚届の流出により、
実際には元夫婦であったことが暴露されたりと、
話題に事欠かない存在でもありました。


このMV、とても楽しい。
監督はMichel Gondry。
この曲以外にも数回タッグを組み、
彼の名もまた世界的に認知されていきました。
その他のMVも非常に凝っていて面白いので是非。


弟役であるジャックホワイトは
フロントマン、ギタリスト、ボーカリスト、
作曲者と、多角的に評価されており、
当バンド解散後もソロや別バンドを次々立ち上げ、
勢いはむしろ加速した印象。
しかもドラム、ピアノ、マリンバなども演奏でき、
更には、文化保存や復興のためと、
私財を投じてレコードプレス工場を建てるなど、
生粋の“音楽を愛する人”です。

一方で姉役であるメグホワイトは
ドラマーとしては賛否両論で、
ジャックさんのギターに反して
ヘタクソ過ぎると誹謗中傷する派と、
個性とパワーがあると好評価する派に別れ、
作品のリリース毎に大激論でした。
そういった評価にうんざりしたのか、
解散後、音楽業界では一切活動がないようです。
また、その解散自体も彼女が希望したことらしく、
ジャックさんは「一生やっていたかったのに…。」
と心痛だったとか。
でもこの、ヘタウマグルーブあってこそですよ。
その証拠に、ジャックさん、
結構な数のバンドやってるけど、
どれも全くホワイトストライプスに似てないもん。


ベースの不在は、ドラムの音圧を活かすことや、
ギターのオクターバーによって補填という
オーソドックスな手法を用いているわけですが、
それだけでは片付けられない、この完成系な感じ。
ふたりの相性や個々のコンテンツ力、
チョイスされている音色の鋭さ、
互いの役割に対する理解など、
彼らがたったふたりで機能している理由を挙げれば切りがありません。

“伝統的音楽性でありながら、ここでしか聴けない革新性”
という相反する要素を見事に同居させ、
たったふたりでもバンドは成立し得ることを、
世界中に誇示してまわった、
ある意味“ヒーロー”的存在の彼ら。
後続に与えた影響と授けた知識は多大であり、
ホワイトストライプスを抜きにして、
ふたりバンド論は勿論のこと
近代ロック史すら語れないでしょう。


まだまだいるぜ、珠玉のふたりバンド。
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