曲が始まる前に、
小芝居の入るMVが大嫌いな、
俺と同志のあなたも、
1分間だけ我慢して下記動画を観てみよう。
そこに彼らの“本質”がある。

・Slaves
Laurie Vincent : Guitar,Bass,Vocal
Isaac Holman : Drum, Vocal

どうだい?超楽しくない?
こりゃあ表彰もんのMVだと感心して調べてみたら、
NME最優秀ビデオ賞、受賞してるやんか。
じゃ、他の曲のライブ動画も観てみましょう。

曲によってギターとベースを使い分ける戦法ですね。
あとドラム、なんだい、そのセッティング。
バンド名も“奴隷”ってあんた。
それより何より、なんだろうこのふたりの
“高校のちょっと面白い先輩”って雰囲気。
愛せる。というより、
愛さざるを得ない。好きだ。

おふたりはイギリスのケントにて爆誕。
ふたりバンドのご多分に漏れず、彼らも
“フルバンドにしたかったけど、
他に良いメンバーが見付からなかった畑”出身。
しかも結成当時、ドラムに触ったこともなく、
付焼き刃でもどうにかしないと曲が作れないってんで、
このセッティングになり、そのまんまで2012年にデビュー。
唯一無二なスタイルとして、かえって人気が出ちゃいました。
必死こいて走ってるみたいなフォーム、好きだ。


演奏が上手いわけじゃない、
音楽も新しいわけじゃない、
見目麗しいわけでもない。
ドラムの置き方が変。
でも、でも…でも、
何だ?この感じ?
多分、恋。好きだ。

真面目にお話しますと、
キャラや容姿や音楽性やステージングなど、
彼らを構成する要素の全てが
矛盾すること無くピタリと納まって成立している、
類い稀なふたりバンドだと思います。
トータリティーの勝利というか、
言葉では説明し切れない魅力が漲っています。

とは言え、何気に音作りは凝っている。
弦楽器はかなり良い音で鳴っていて、
機材も工夫して使われている。
そして、レコーディング音源でも、
あまり音を足していないところが、
物凄く好感が持てます。
音源でもライブでも、
ちゃんとふたりバンドしてて素晴らしい。

技術を磨いたり、音楽性を深くしたり、
そんなこと絶対にしないで頂いて、
いつまでも…そう、
いつまでもこのままでいて欲しい。
そんな、ふたりバンドをご紹介致しました。
マジで、好きだ。

 

中村修人 : Nakamura Syuto


まだまだいるぜ、珠玉のふたりバンド。
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