例えばさ、10人編成だったバンドがさ、
一気に2人にまで減ったらさ、
どんな変化が起こるだろうって話でさ。

実経験からザックリ書きますとですね、
先ず、演奏が容易になります。
単純な話、合わせなきゃいけない人数が減るので、
一体感を得易くなるというのが大きな利点でごわす。
その他、スケジュールが立て易くなるとか、
自分のやりたいことを反映させ易くもなるので、
精神衛生的にめちゃくちゃ改善されます。

しーかーしー…
音楽としての凄みが、そりゃあもう、減っちゃうわけじゃん。
同時に出せる音数が減り、音圧を稼ぐことが難しくなる上、
使える音の種類も少なくなり、作編曲の幅がガッツリ狭まる。

その“人数さえいればどうにかなってしまう巨大な問題点”と、
ふたりバンドはどのように戦うのか?
演奏技術か?特殊機材か?編曲能力か?
そこで出されたそれぞれのバンドのそれぞれの“決断”こそが、
ふたりバンドの聴きどころとなるのだ!

・HELLA
Spencer Seim : guitar
Zach Hill : drums

演奏というより曲芸の域。
他人に言えない特殊な性癖を持っているに違いない。

確認のため、スタジオ音源も聴いてみると、
ライブの迫力で凄まじく見えているわけではなく、
“本当にうまい人達”であることが分かる。
たまげるなぁ、全く。

ドラムのザックヒルは多くのバンドやコラボ活動をしていて、
日本でも認知度の高いプレイヤーですが、
ギターのスペンサーセイムも相当な腕前。
絶対、他人に言えない特殊な性癖を持っている。

一時的にメンバーが増えた時期もあるようだけど、
基本はふたりのHELLAちゃん。
圧倒的な音密度、迫力と正確さが同居する演奏、
先読みを許さない編曲構成。
彼らがふたりであることで、
そのどれもがバシバシと混じりっけなしで伝わってくるではないか。
分かったからもうヤメテーってくらいに。

ふたりだからこういう音楽をやっているのか、
こういう音楽をやりたいからふたりなのか、
どれだけこじれた性癖をお持ちなのか、などなど
本人達にしか分かりそうにない疑問は置いといて、
HELLAは「たったふたりでバンドはできるのか?」
という問いに対する完璧な解答だと思ふ。


まだまだいるぜ、珠玉のふたりバンド。
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