さて、本日の授業を始める前に…。

休み時間中に喧嘩があったそうだな。
聞けば、どっちがギターを担当するかで言い合いになったとか…。
気持ちはよく分かるので叱責は止めておこう。
しかし、そもそも何故、演奏パートを巡って口論する必要があるのかと訊きたい。
今日の授業では、常識に囚われない特殊編成バンドから
音楽が、そしてそれを奏でる編成が、
如何に自由であるかを学び取ろうではないか。

1.トータス

メンバー各々に主となるものはあるようだが、
必要に応じて柔軟にパートチェンジを行っているバンドだ。
ツインドラムの曲も多い。
動画の曲に至っては誰もギターを演奏していない。
弦隊は二人ともベースだ。
そして全員、必ず一度は打楽器を演奏している。

2.ボアダムス

これはどう観ても何らかの儀式である。
しかし、よくよく考えてみればクラシック音楽だって、
音量やニュアンスを出す為、楽器一種類に複数の演奏者がいるのだ。
重複したパートは編曲でバランスを整え、上手く使えばいいだけだろう。

3.ヒューラトペード

これこそロックであり、これこそ芸術だ。
生徒諸君、その目と脳に焼き付けておきたまえ。

さて、では冒頭の話に戻るが…。
誰が“バンドはこの編成でなければならない”などと強制したのだ?
そもそも君達は誰かの猿真似をしたくてバンドを組んでいるのか?
違うだろう。
パートは交替していい。
パートは重複していい。
パートは何だっていい。
そう、全てが自由なのだ。

ただ…世の中は常識の産物であるからして、
潮流に乗らない特殊編成バンド諸君は、辛酸を嘗めることも多い。
機材の運搬や保管、練習スタジオ選びの難しさは勿論、
ライブで多大な迷惑を被るPAさんの舌打ちも避けられまい。
しかし、そこで負けるな若人よ。
メンバーと喧嘩している場合ではない。
常識を、打ち負かすのだ。
本日の授業は終了、解散。

そう言えば、
「演奏するのに、どうしてもパイプ椅子が必要な曲ができちゃった。」
って真剣に悩んでた先輩、元気だろうか。


勉学は身を助く。全て受講するように。
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