入学おめでとう、諸君。

今日から君達の担任になる戸無 漏夫(とむもれお)だ。
卒業までよろしく頼む。
それでは授業を始めよう。

無名のバンドマンにとって、金欠と日常はイコールである。
人口密度の高い日本では、高額なスタジオ料金を払わないと練習できない。
土地価格の高い日本では、高額なノルマを払わないとライブできない。
物価相場の高い日本では、高額な制作費を払わないと宣伝できない。
できないだらけで、どっちらけ、無情で無常の諭吉ナリ。

だが、へこたれるな。
壁にぶつかった時は先達に学ぶのだ。
ここでは、貧困が切っ掛けとなって有名になった、正に“災い転じて何とやら”なバンドを二つ紹介しよう。

1.ヴァンへイレン

初めてバンド名を聞いた時「なんかかっこいい名前だ。」
なんて思ったけど「苗字かよ。」
と多くのキッズを絶望させることで有名なヴァンへイレン。
今では超ビッグなバンドの彼らだが、やはりデビュー前はカネがなかったようだ。

ウィキペディアにも載っているが、「音楽機材をデイヴィッドから借りて活動してたけど、レンタル代を払いたくないから、持ち主の彼をボーカルにした。」らしい。
だが、加入後もデイヴィッドはレンタル代を請求し続けたとか。
お互い貧乏だったのか、もしくはただの守銭奴か。
何であれ、ケチが大成の一因となったわけだ。

2.アインシュテュルツェンデノイバウテン

こちらも、泣く子が黙った後に改めて泣き出すくらいの大物&キワモノバンドだ。
彼らは廃材を集めてバカスカ叩く系男子だが、そもそも何故そんなことを?
最初から練りに練られた高度なコンセプトだったのか?
否、断じて否である。

「バンドやろうぜ!俺ドラム持ってっし!」
「おっしゃ、やろうぜ!」

〜後日〜

「ごめん。生活費足りなくて売ったわ、ドラム。」
私ならこう言うだろう。
「売るなよ。」

仕方なく彼らは廃材を拾ったり盗んだりして集めだし、その結果がこの始末である。

金欠は確かに大きな障害だが、こういう例も存在している。
貧困に負けるな、生徒諸君。
今日はここまで、気を付けて帰るように。

そう言えば、
「借金の限度額が預金の残高に見えるようになったらバンドマンとして一人前。」
って言ってた先輩、元気だろうか。


勉学は身を助く。全て受講するように。
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